【コミック3位】『みちづれポリシー』北上れん(ビーボーイコミックス)【ウサギ】
みちづれポリシー (ビーボーイコミックス) | |
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確かに西岡が可愛いのです。小動物のような目がものすごく可愛い。そらあんな目で上目遣いでお願いされたら聞いてしまうわー!という気分になる(笑)お花咲いてるし。でも本当に可愛いのは篠原なんですよねー。今までの恋愛で失敗しすぎて、臆病になって、一番好きな西岡さえも信じきれない篠原がぐるぐる悩んで幸せを受け入れきれなくて諦めてキュッとする表情が可愛い。西岡が近くに来れば来るほど不安で怖くて、だけどそれを口に出せない篠原が自分に言い聞かせるように悩むモノローグが可愛い。
できるだけあいつと居たくて
嘘ばかりついている
惚れているのを友人のふりでごまかした
見かねたふりを装って身の回りの世話をうるさく焼いた
気に入らなかったが彼女の心配だってしたこともあった
今は
おまえの気持ちを信じられずにいるのを黙っている
もう、どんだけ使い古されたシチュエーションだよ!って気はするのですがね。でも男女ではなれない程に距離の近い「親友」の距離。そこまで距離を詰めてしまったからこそ、踏み出せないもどかしさがある。
で、そんな篠原が天然の甘え上手で甘えさせ上手な西岡に少しづつ甘えられるようになっていく様が、また可愛い。前半は諦めの表情で眉を寄せることの多い篠原が、後半では幸せに照れて眉を寄せるようになっていくのが可愛い。そういう恋愛による「変化」が上手く出ている作品です。あと、いざ甘えられてみたらちょっと狼狽えちゃう西岡もやっぱり可愛い。延々バカップル。もどかしさの後だからこそ、尚更甘い。身悶え。もう好きにして!…やっぱりもう少し見てていいですか。
なんか可愛い可愛い言ってますが(苦笑)男の子たちのちょっと可愛い日常というのはBLの重要なファクターなのですね。男の子同士なのになんかキャピキャピしてる感じ。ちょっと女の子の入れない空間。イケメン観察BL的な。この作家さんはそういう空気感を出すのがすごく上手いです。なんだかニマニマしてしまう感じ。
あと個人的にはこの作家さんのキャラクターの服装のディテールが結構ツボです。洋服とか眼鏡とか、ディテールでキャラクターっぽさを出すのが上手いなーと思います。
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