2012年のBLを作家で振り返る『本当はこのBL作家がすごい!2012』公開しました

"本当はこのBL作家がすごい 2012"
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まず、3月のJ-Gardenを予定していた『本当はこのBLがすごい!2013』の刊行が遅れることになりました。
主に執筆陣の気力体力不足によるものです。この場でお詫び申し上げます。
刊行予定時期は4月末の「超文学フリマ」になる見込みです。


さて、その原因のひとつにもなったのがBL作家データベースです。
2011年末あたりから「BL小説に新人が足りない!」と叫びはじめ、データを取り始め「やっぱりBLコミックに比べてBL小説は新人率が低い」などなどと個人ブログの方でやっていたわけなのですが――詳しくは"BL小説で新人が少ない/育たないというのは本当か - __ScrapBook of Plumber" "BL小説は衰退しました。(続・BL小説で新人が少ない/育たないというのは本当か?) - __ScrapBook of Plumber" あたりを御覧ください。
その後、一年分のデータが溜まりましたので、『本当はこのBLがすごい!2013』にも記事を載せよう、と思っていたのですが、何だかんだでデータの作り込みに時間がかかってしまい、執筆時間が足りなく(ry


閑話休題
そんなわけで、2012年のBLシーンを「作家」という切り口から実感していただくべくサイトを作成しました。
BL小説に新人がいないなぁ、と思い始めたのが、書店の新刊棚に毎月大御所ばかり並んでいる、という現象だったので、そのあたりを意識して

  • 新刊の刊行量
  • デビュー年度
  • デビュー作

から作家を振り返るコンテンツにしてみました。
イメージとしてはアニメイトジュンク堂あたりのBL本棚を片っ端から眺める感覚で。
"本当はこのBL作家がすごい 2012 小説 発行順タイムライン"を見ていただけると「ああ、ベテランばっかり仕事してるなぁ」という自分の気持ちを体感して頂けると思います。
特に後半の火崎夕の攻めっぷりとか愁堂れなの攻めっぷりとか。あれ今月も出てるー、次の月は2冊出てるー、的な。
ついでに好きな作家さんの新刊を振り返ってみるもよし、デビュー作を振り返ってみるもよし。
無駄なことに労力を使って、と呆れて頂くもよしです。

では、今後も『本当はこのBLがすごい!』よろしくお願いします